2025年の大廃業時代は、大チャンス!
先手必勝、常勝経営を目指します。
近年、新聞紙上などで中小企業の後継者難による大廃業時代の到来が危惧されている。後継者難、人手不足から会社をたたむケースが多く、廃業する会社のおよそ5割が経常黒字という異様な状況だ。
2025年に6割以上の経営者が70歳を超えるが、経済産業省の分析では現状で中小127万社で後継者不在の状態にあるという。
しっかりした事前準備をしておけば、プレーヤーが減少していく中で逆にマーケットを増やすチャンスでもある。
1988年、父親で創業者の山部 芳美氏が、結婚式写真撮影を中心としたSTUDIO Viewを開業。
デジタル化によって収益構造が大きく変わった写真業界にあって、2000年代には、むすこ達が中心となり「前撮りロケ」という新たな商品で県下トップの撮影数に。さらにM&Aで、結婚式場プリエージュ運営開始。
2年前から若いスタッフもコンサルティングに全員参加し、意識改革と行動改革が進展。アデイナス・ビジネストレーニング研修も受け、目標意識がさらに高まり、チームワークと全員営業で最高売上を連発している。
「経営の真髄」研修で得られたこととは?
山部氏:2020年までに父から経営を引き継ぐ予定です。それもこの「経営の真髄」研修の中で決意しました。 研修1日目、「経営の真髄13条65項目」を1項目ずつチェックしながら、自分が経営について全く勉強していないこと、考えていないことを自覚し、辛い1日を過ごしました。
アデイナスのコンサルティングに毎月参加し、会社の現状や仕事の進め方は勉強しているつもりでしたが、心の底に、「父親が起業した会社」という思いがあり、創業者精神やバイタリティーもなく、どうしたらいいのだろうと悩んでいました。
俺に足りないのは、「情熱」だ!
「経営の真髄」研修の中で、2020-2030年のビジョンを考えていたら、「俺に足りないのは、情熱」だと気づきました。
「俺が熱くないのに、そりゃあみんな(社員)は熱くなれないよな」と気づき、社員一人一人と真剣に向き合っていこうと決意しました。
町から写真館が消えている。
デジタル化による淘汰の波が急激に押し寄せる業界の流れにあらがうように、創業30周年を迎える老舗写真館スタジオビュー(ミューサ株式会社)は、ここ10年間で売上を約3倍に急伸している。
自社の使命が定まった瞬間、 誇りを持ってより大きなゴールを目指したくなりました。
皆さんご存知の全国展開されている写真スタジオA社は、僕らカメラマンから見ると、「A社は笑わせるのは上手だけど、写真技術なら、当社が上」と、コンサル導入直後、砂田さんに言ったことがありました。
それに対し砂田さんから、「お客様からのありがとうの数は、君の会社とA社と、どっちが多い?」と聞かれ、確かにA社の売上は遙かに上ですから、「ああ、納得しました。それがお客様の評価なんだ」とガツンときました。
砂田さんには、仕事に対する姿勢や考え方を教えてもらいました。
うちの主力商品は、「前撮りロケーション」といって、結婚式の前に庭園などで着物やドレスを着て、写真を撮り、記念アルバムにするというものですが、他社を研究し、自社の強みを明確に打ち出し、それに専念しました。するとそれが大ヒット。1年目で売上は、約2倍になりました。
私は2代目で、自動的に入社。
写真は好きでしたが、何となくしているという感じで、「なんで、俺、写真の仕事をしてるんだろう?」とよく思っていました。砂田さんのコンサルでは、「会社の存在意義、使命」を徹底的に考えさせられます。毎年「実践ビジョン」をつくりますが、回を重ねる毎に、考えが深まりました。そして去年、「うちの使命は、祝福すること。お客様を幸福な未来に送り出すこと」という言葉に結晶化し、すごく腑に落ちました。
これで、私もスタッフも、本当に誇りを持って働けるようになり、やる気も出ました。 コンサル導入後、売上は4倍以上にはなっていますが、これをもう一段、ドーンと伸ばしていきたいと思っています。
競合他社をM&A 売上2倍以上に!
山部氏:数年前に価格競争をしていた同業他社を吸収合併しました。
企業文化の違いにギクシャクしたこともありましたが、志や使命を真剣に話し合うことで、(元々同業なので)目指す目的は同じ事がわかり、一致団結していきました。わが社にとっては新部門も、経験豊富な前社のスタッフに支えられ、昨年の繁忙月は売上245%になりました。
今年の「経営の真髄」セミナーでは大廃業時代のM&Aを見据え、2025年、2030年計画を上方修正しました。
先手必勝、常勝経営を目指します。